プライベートでの話。
週1で通っていたフリークライミングのジム。
だいぶテクニックも体も進歩してきた。
メインウォールのロングライン
途中から15m上のルーフ(天井)を登る(というかぶら下がる(笑))
という困難な課題。
あと数メートルでゴールできるところまできた。
床に仰向けに寝ながら(こうしないとルートが確認出来ない)
「ここまでこれたんだなぁ・・」と多少感慨にふけっていると、
隣にチーフインストラクターも一緒に寝てくれて
ルートとテクニックのアドバイス。
イメージトレーニングでのムーブでは(笑)、ゴールできた。
ちょっと感動・・・。
(800人を上回る会員の中でもこのルートを登れる人は多くは無い。)
「で、次の課題なんだけどね・・」
と(寝ながら)話かけるチーフ(笑)
「いやいや、まだ一ヶ月はかかりますよぉ、きっと。」という僕に
「だって次のルート(当然もっと難しいはず)の方がきっと楽しいんだよぉ、
楽しい景色教えてあげておかないと、今満足して、
努力の仕方が変わったら、私も後悔するしね!」とチーフ。
そうか、そうだった・・
どうしても見たいと強く願った景色だから、
つらくても厳しくても、本当の努力に結びついてくる。
今まで、とても遠くて、実現できるのか不安でさえあった課題が
一瞬で、゛もっと楽しいこと”への、途中経過になってしまった。
景色を見たい(手に入れたい)と強く願うことが、まず、第一歩。 久保田